こんにちは。川口市から半径2kmの終活ガイドです。
ニッポンの国力は、何でも作れる技術力だ!と思っていたのですが、遺骨から作るダイヤモンドのラボは日本国内にないようなのです。なぜなのでしょうか。今回はそのことについて書いてみようと思います。
遺骨ダイヤモンドのラボは国内にもあるか?
遺骨から作るダイヤモンドダイヤモンドのラボはほとんど海外にあります。日本国内にも、ダイヤモンドを作る会社は1社あるようです。ですが、遺骨からダイヤモンドを作るのではなくて、遺品からダイヤモンドを作っているようです。なぜ、遺骨からダイヤモンドを作るラボがないのでしょうか。
ここから想像ですが、日本国内に遺骨から作るダイヤモンドのラボがない理由は近隣住民の理解が得られないからではないかと思います。遺骨から作るダイヤモンドというと、お墓と同じですし、そもそもラボで制作する際にはご遺骨をラボに集めなくてはなりません。そのご遺骨を保管する際に近隣住民の理解が得られないのではないかと考えます。
遺骨から作るダイヤモンドはグレーなのかも?
以前に遺骨から作るダイヤモンドは法律的に問題ないのか?という記事を書きました。そのときに、法務省見解で海洋散骨・樹木葬・遺骨から作るダイヤモンドが新しい葬送のカタチとして見直されました。たとえば、
散骨は、墓地、埋葬等に関する法律にこれを禁止する規定はなく、一部地域の条例を除いて法規制の対象外とされています。
日本海洋散骨協会ガイドライン
また、散骨については、法務省が、1991年に、葬送のための祭祀として節度をもって行われる限り遺骨遺棄罪(刑法190条)に違反しないとの見解を示しています。
このように、散骨は「節度をもって行われる限り」自由に行うことができます。
となっているとおりです。死体損壊罪についても「節度をもって行われる限り」自由に行うことができます。ですが、近隣住民の反対がある場合は自由に行うことはできません。特に遺骨の場合は、墓地埋葬法などの規定があります。現在は手元供養といった自宅に遺骨を保管する際にも、身内で気持ち悪いと言われることを考えればなおのことありそうに思います。
日本国内でダイヤモンドを作ることはできる
そうかといって、日本国内でダイヤモンドを作ることはできますし、日本の技術力も世界に劣っているわけではありません。ダイヤモンドを作るための高温高圧発生装置(ダイヤモンド・アンビル:ダイヤモンドのインキュベータといわれています)は、大学にも設定してありますし、CVD法の工場もあります。ご遺骨を扱うことができれば、日本でも遺骨から作るダイヤモンドのラボは実現できるはずです。
海外にあるラボ
遺骨から作るダイヤモンドのラボですが、海外にあるのはスイスとアメリカ、フィンランドだけです。限られた場所で作られている理由は、信頼に頼るところが大きいからかと思います。ダイヤモンドを大量生産するのではなく、ダイヤモンドによって心によりそうサービスだからこそ、限られた場所で製作し、サービスは日本国内の身近にいる窓口に任せているのです。
遺骨ダイヤモンドのラボ
遺骨から作るダイヤモンドの製作拠点をラボと呼んでいます。遺骨ダイヤモンドは大量生産しないので工場とは違います。ラボではご遺骨から炭素を抽出して、高温高圧(HPHT)法でダイヤモンドの結晶にまで成長させます。また、ご遺骨の状態を作業工程ごとに記録し、取り違えがおこらないよう細心の注意をしています。
ダイヤモンドをカットしたあと、お届けするときには、故人の炭素から抽出したことを証明する証明書を添付しています。ラボは、御遺骨の管理をしているところで、出来上がったダイヤモンドがどなたのものかを証明する役割があります。
メモリアルダイヤモンド

メモリアルダイヤモンドのブランドハートイン・ダイヤモンドの窓口はこちらです。
ホームページ: heart-in-diamond.jp
メール:info@heart-in-diamond.jp
お電話:03-6555-3081
資料請求
メモリアルダイヤモンドの窓口も担当しています。わからないことがありましたらお問い合わせください。「資料を送ってください」とメールいただきましたら、他の窓口に負けない早さで対応させていただきます。
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「資料を送ってください」だけで、大丈夫です。 - 疑問があればこのときに質問を入れるといいです。
「遺灰の量はどのくらい必要ですか?」「2つ申し込みしたいのですが」など - 郵送でカタログや資料が送られてきますので、ダイヤモンドの色と大きさ、ダイヤモンドをとりつけるジュエリー(リング/ペンダント)のデザインを選定します。
お急ぎのときはお電話も可能です(電話:03-6555-3081)。
窓口の探し方
窓口の会社は他にも5社程あります。信用できる窓口かどうか、納得して申し込まれることをオススメします。そのためには「カタログを送ってください」「遺骨はどのくらい必要ですか?」など簡単な問い合わせをして、窓口がどのように対応するか様子を見るといいです。
手続きの流れ(例)
- 「カタログを送ってください」
送り先住所・電話番号・連絡がつきやすいメールアドレスを伝えます。 - カタログ・お申し込み方法・ダイヤモンドの選定方法が届きます。
- ダイヤモンドとダイヤモンドをとりつけるリングやペンダントのデザインを選びます。
ダイヤモンドはカラーとカラットによって値段が違います。
ダイヤモンドの値段とリングやペンダントの値段を合計すると製作費用になります。 - 見積依頼をします。
見積書の金額でよかったら申し込みをします。 - 「申込書を送ってください」と、依頼します。
申込書に署名して送り返します。 - ご遺骨を送り出します。
お骨つぼごと送ることも、ご遺骨を申込書と一緒に送ることもできます。 - 振り込みします(半額を前払い)。
ダイヤモンドが届きます(半年かかるようです)。
(待っている間に、進捗状況の報告がときどき届きます) - 振り込みします(残りの金額を振り込みして完了です)。
- ダイヤモンドが届きます。
感想を投稿します。
まとめ|遺骨ダイヤモンドのラボは国内にもあるか?
遺骨ダイヤモンドの会社はすべて海外にあります。国内にある1社は、遺品からダイヤモンドを作っているようです。海外でもスイス・フィンランド・アメリカと限られた場所で作っています。それは、大量生産が目的ではなく、心によりそうサービスだからです。国内で申し込みしたダイヤモンドは日本国内の窓口が心に寄り添うサービスを提供しています。