父の洗礼
父の洗礼

父の洗礼については、カトリック新聞に投稿した文章になります。

転載ということになるのかと思いますが、記念に載せておきます。


カトリック川口教会 ヨセフ 大内暢之

 父が洗礼を受けた。父の洗礼は何日も前の復活祭だったそうだ。今日は5月5日のこどもの日。母から電話があった。
 父母は広島県の福山教会。父の洗礼名はヨセフ。父の洗礼は母の願いでもあった。母が最初に教会へ通いはじめ、中学生の時に私も洗礼を受け、私の兄弟も、兄弟の子どもたちも順番に洗礼を受けた。永いながい年月が経って、兄弟の子どもたちが子どもを産むようになって、やっと父が洗礼を受けた。代父は兄弟と孫たちのよく知っている学校の先生だった。
 母が電話を代わってくれたので、父に「おめでとうございます」ということができた。他になんて言えばいいのか。「どうしてヨセフにしたの」と聞いてみた。聞いておきながらペトロでもヨハネでもないな、やっぱりヨセフだ、と思った。「暢之と同じ、よ」とのこと。
 父母は元気そうだった。洗礼式をいっしょにお祝いできなかったが、うれしい気持ちがあふれている。父は洗礼を受ける前から神様を信じていた。母と巡礼にも行っているし、近所の方を教会へ送り迎えもしていた。ヨセフ様と同じように陰で支えていたのだと思う。
母の洗礼名はマリア。お祝いにこの文章を贈ります。

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