脊髄が損傷した部分によって、足が動かなくなったり、内臓の働きに影響が出たり、手も動かすことができなくなったり、首を動かせなくなったり、口すら動かせなくなったりします。背骨を上から数えて3番目とか4番目に損傷があると、体が全体動かないどころか、呼吸すらできない状態になります。人工呼吸器から回復できるかどうかは、運次第かもしれません。

じゅん
バイクが好きです!

自己紹介チャレンジ2

じゅん
VT250というバイクに乗っていました

大学生のときにアルバイトをして2輪車の中型免許をとりました。初めて買ったバイクがVT250です(このサイトの名前にもしました)。ホンダのV型エンジンで250cc です。中古車で20万円しました。夏休みに帰省して故郷の山道をツーリングしているときに、路面の砂で滑って転倒。肋骨と左腕、左膝を強打しました。このときは、山道のツーリングは気をつけようと思いました。

カナダへの留学

じゅん
ビクトリアという小さな町でした

大学2年生の時から、カナダへ留学します。実際には休学して旅行していただけです。知的障害者のためのグループホーム住まいをしながら、有給ボランティアで1年過ごしました。街にはグループホーム備え付けの自転車を借りてでかけました。そのでかけた先の街なかにあるバイクショップにホンダの400ccオートマチックバイクが1千ドル(当時のレートで10万円)を見つけ購入しました。そのあとは、月に一度の連休(デイオフ)に休養をかねて自然の中のツーリングに行きました。

その時に、スゴイ!と思ったのは、レインフォーレストと鮭の遡上でした。

バイク事故再び

じゅん
数回バイク事故をやりました

同居していたボランティア青年のリチャードが、そのバイクに乗せてくれと言ったので、ハイウェイに出て2人乗りで遠出をしました。私は後ろに乗っていて、リチャードが運転していたときです。前の車が渋滞で減速し、リチャードはブレーキ操作を誤って前輪を滑らせてしまいます。後部にいた私は投げ出されて路面に尻もちをついてしまいました。それから3ヶ月くらいおしりが痛かったです。

それでもカナダへ

じゅん
カナダの人はのんびりしていますね

2度目のカナダ旅行は、大学4年生の時でした。このときも1年少し滞在していたのですが、大学の教授にお願いして卒業に必要な「実習」の単位にしてもらいました。社会福祉学科だったのでそのようなことができたのでしょう。定期的にレポートを書いて、スーパーバイズする同僚にコメントを記してもらうことが条件でした。イギリスからきていたジュリーさんがその役目を買ってくれました。タンクが凹んだカワサキ650ccを1500ドル(約15万円)で購入して遊び歩いていました。

事故をするとどうなるか

じゅん
ブラックジャックのようなイメージです

交通事故になると救急車で病院に運ばれます。心臓が停止していればAED、呼吸が停止していれば救急隊員によって気管切開も行われるようです。病院では出血・内出血をとめる手術が優先されます。四肢の骨折は病院に到着して整形外科で手術をします。頭部の治療は脳外科。もしも背骨が折れていたら、整形外科の脊髄チームにもお世話になります。

脊髄損傷・頚髄損傷とは

じゅん
星野富弘さんという作家さんをご存知ですか?

背骨の中に神経の束が走っています。頭から来た神経の束は、背骨の中で末梢神経にバトンタッチ(引き継ぎは1回のみ)され、末梢神経が体の各部門に信号を届けます。背骨の中の神経の束のことを脊髄というのですが、脊髄が損傷する部分によって、足が動かなくなったり、内臓の働きに影響が出たり、手も動かすことができなくなったり、首を動かせなくなったり、口すら動かせなくなったりします。脊髄の頭側の神経を中枢神経と呼びます。背骨を上から数えて3番目とか4番目に損傷があると、体が全体動かないどころか、呼吸すらできない状態になります。

人工呼吸器|呼吸すらできない状態

じゅん
慢性的に呼吸ができないと苦しく感じないこともあるそうです

呼吸ができない状態には2通りあるらしく、

呼吸できない
  • 完全に呼吸が止まる
  • 夜間などだけ補助が必要

の場合があるそうです。どちらにしても、体に酸素が足りない状態だったり、二酸化炭素が排出できない状態です。たぶん人工呼吸器のお世話になります。人工呼吸器にも2通りあります。

人工呼吸器といわれるものの2種類
  • 空気を出し入れする人工呼吸器
  • 酸素を付加する人工呼吸器

です。説明が、まったく専門的でなくて申し訳ないです。交通事故で人工呼吸器が必要になるのは、空気を出し入れするだけの人工呼吸器です。濃い酸素が必要な人用の人工呼吸器は、肺や心臓の機能が低下していて空気中の酸素濃度(1/5)では十分な酸素を取り込めない場合に使われます。例えば、ガン治療で肺を片方取った人や肺の機能低下(タバコやじん肺)で酸素を吸収できない人です。

人工呼吸器|本人の意志だったのか?

じゅん
家族も必死です

さて、交通事故で人工呼吸器が必要になるとき、このような会話がなされたそうです。

医師と家族の会話

医師:呼吸が止まっているので気管切開します。そのあと人工呼吸器を装着しますが、よろしいですか?
父母:お願いします。
医師:治療は最大限行います。
父母:回復したら人工呼吸器を外せるのですか?
医師:脊髄にダメージがあるので人工呼吸器は一生使うことになるかもしれません。
父母:管に繋がれたままでは可愛そうだから、自然なままで治療していただけませんか。

悲しいですが、こんな会話です。

人工呼吸器からの回復

じゅん
回復しているかどうか、テストをしないとわかりません

人工呼吸器から回復するには、人工呼吸器を切っても呼吸ができるかというテストを何度もチャレンジしなくてはなりません。病院にその専門家がいなければテストすらしてもらえないこともあります。

人工呼吸器などの延命治療は中止できない

じゅん
中止できないから始めないこともあるようですね

延命治療を中止することができる/できない問題というのをご存知でしょうか。一度始めた延命治療を中断すると罪になるかもしれないという問題です。点滴を止める・酸素投与を止める・人工呼吸器を止める・ペースメーカーを止める・透析をしない。このようなことが問題になっています。本人の意識がはっきりしないときに、家族がその決定をすることもあります。助けることの意思決定は家族や医師ができますが、助けないことの意思決定は家族でも難しいのです。「できるだけ自然のままで逝かせてあげてください」という家族の気持ちは分からないではありません。

人工呼吸器をつけてあげたかった義父の例

じゅん
ガンでも最期は呼吸が苦しそうでした

義理の父は、長らくガンを患っていました。前立腺がんだったので内視鏡手術からスタートしました。手術後に肺への転移が見つかりました。あとから見直すと、前立腺がんとわかる前から肺がんを思わせる影が写っていたそうです。高齢であったため、肺がんの手術はしませんでした。呼吸状態が悪くなり大学病院へ入院しましたが、そのときは意識があり落ち着いていました。そのときは本人も家族も「管(くだ)で繋がれている状態の延命は希望しない」と言っていました。心房細動から頻脈になって苦しそうでしたが、ハアハア息をしながらでも最後は穏やかだったそうです。

人工呼吸器をつけるつけないの意思表示

じゅん
気持ちをどう伝えておくか、考えておきましょう

人工呼吸器から回復できるかどうかは、運次第かもしれません。

運しだい
  • 人工呼吸器から回復できるかチャレンジしてくれる病院かどうか
  • 脊髄の破損が完全損傷か部分損傷か(障害の重さ)
  • そもそも、人工呼吸器を装着してもらえるかどうか

救命救急では呼吸停止していれば人工呼吸器を装着しますが、家族が本人になりかわって「そこまでしなくてもいい」ということもあります(これは家族にとっても苦渋の判断だと思います)。本人の希望は何かに書き留めておくといいです。意思表示カードに、臓器移植だけではなく、「人工呼吸器はつけてください」という意志も表明しておきましょう。なぜかというと今の時代、人工呼吸器から回復できることもあるからです。

まとめ|自己紹介チャレンジ2

自己紹介の「まとめ」ですが、普通に生きてきた私です。他人を批判したり、無理をいったり、こまらせたりしないようにしたいと思います。自分は変えられても、他人は変えられませんからね。私自身が考え方を変えればいい。それは、なかなかやってもらえなくてイライラしていた自分から、「時間はいっぱいあるし、やることもなくてどうせ暇なんだから、気楽に待てばいいか」と考えるような自分になることです。ホント些細なことを、ですね。それではまた。

じゅん
それじゃまた、バイバイ
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