アムウェイ鍋というのは、アムウェイ愛用者がクッキングセット「クィーンクック」のことを呼ぶときの略称(蔑称:べっしょう)です。その鍋を使った、
「鍋デモ」というのはクィーンクックを利用したお料理教室のことです。初めて「鍋デモ」へ招待された人は「鍋」といわずに「クィーンクックウェアのポット」とか「フライパン」と呼んであげると、礼儀正しい、と思ってもらえるでしょう(?)。
クィーンクック鍋の特徴
クィーンクックの特徴はスピード・クッキングです。
保温性に優れた多層構造になっています。基本的には18/8ステンレスで炭素鋼をはさんだ3層構造です。フライパンの場合は、熱伝導と加熱面の温度を均等にするため驚きの7層構造になっています。
☑ 熱を均一に伝える
☑ 素材をムラなく加熱する
☑ 調理時間を短縮する
保温性と熱伝導性が良い
保温性と熱伝導性が良いので、ひとつの熱源で調理器具を重ねて複数の料理を同時に行うこともできます。これを初めて見たときは思いました。
「ここまでしなくてもいいのでは……」
というのは、まるでサーカスみたいだったからです。ある意味で、「おぉーー、すげーぇ」と思います。我が家でも妻が何度か挑戦していました。しばらくして、やらなくなった時期もあったように思います(鍋だけに熱が冷めた?)。
今でもときどき、台所で電磁調理器の上に重なっているのを見かけることがあります。「何を作っているんだろう?」と思います。
でも開けたりはしません。開けると、ひどくしかられます。
熱を均一に伝える
基本の3層構造は表面のステンレス鋼と中間の炭素鋼です。炭素鋼というと、基本的には固い金属です、逆にステンレス製は柔らかい金属になります。
フライパンの7層構造は、基本3層のあいだ間にアルミニウムが挟んであります。アルミニュウムは熱の伝わりが速いので、一部分が熱くなってもすぐに冷たい部分へ熱を伝えてくれます。
素材をムラなく加熱する
内側の金属が熱伝導を助けてくれるので、鍋底の表面温度差を小さくすることができます。このことの何がいいのでしょうか?ムラなく加熱できることです。
「いまのままでも十分、ムラなく調理できていますよ。」
今の鍋とクイーンクックの違いがわからないひとは、アルミ鍋やアルミフライパンを上手に扱えていた人です。
私がアルミニウムの鍋を買って使いはじめたのは、自炊を始めたころのことでした。その鍋はキャンプに使う鍋で薄い(厚み2ミリもなかった)アルマイト製でした。この鍋で調理すると必ず焦げました。ワンルームマンション据え付けてあった、「電熱線ぐるぐる」のコンロだったのですが、鍋底は熱い中央部分と熱くならない周りの部分があって、目玉焼きすらうまく焼けませんでした。
調理するときは、しょっちゅうかき混ぜて弱火で調理していれば問題なかったのかもしれません。
このアルミ鍋のように、しょっちゅうかき混ぜなくてもいいのがクィーンクックのすごいところです。そのおかげで次のような芸当ができるようになります。それは、
調理時間を短縮できる
調理時間を短縮できます。ポイントは2点です。重ね調理と無水調理です。
重ね調理
上でも書いた2階建て、3階建てにして、電磁調理器1台(または、ガスコンロ1口)でメインディッシュと炊き込みご飯と、茶碗蒸しやプリンを同時に作る方法です。
どの料理とどの料理を組み合わせるかは、レシピに書いてあって、その通りにやれば誰でもできます。ただ、レシピに書いてない料理をアドリブでやってみると、失敗する場合もあります。
もう一つのポイントは無水調理です。聞かれたことがありますか?
無水調理
ほうれん草を熱湯でゆでるのではなく、鍋の中で蒸し焼きにする方法です。蒸し器を使わずにクィーンクック鍋だけでできます。お湯が沸くまで待たなくていいので調理時間が短くて済みます。これができるのは、熱伝導のいい他社の鍋か、電子レンジしかありません。
なのですが、私の周りに無水調理の反対論者がいらっしゃいました。
ほうれん草はゆでて食べないと病気になる
その方から、ほうれん草はゆでて食べないと病気になる、と教えてもらったことがあります。
ほうれん草はアクが強いので下茹でが必要なのです。 アクは「シュウ酸」という物質で、大量に摂取すると結石の原因になります。
ありがたいことに、 最近のほうれん草はシュウ酸の含有量が少なくなっている(泣)そうですが、茹でて水にさらすと「なお安心」とのことでした。
このことが理由で無水調理をしないというひとがいた、というおはなしなのですが、もちろん、ほうれん草以外でも無水調理は可能なのでぜひチャレンジしてみてください。目からウロコですから。
アムウェイ鍋の欠点
アムウェイ鍋の欠点ですが、この1点以外にはありません。それは、
「重い」
食事の後にお皿洗いをしながら気づきます。「なんだこの重い鍋は。ついでにでかいし。」
調理中もそうかもしれません。とくにチャーハンで鍋ふりなんてできません。そういうのは中華鍋でやってください、とアムウェイから指導されるかもしれません(そんなことないです)。
クィーンクックの中にも「ウォック」と呼ばれる中華鍋がありますが、これを持ち上げて振るのはちょっと無理という重さです。基本的には、どの鍋も(フライパンも含めて)電磁調理器で調理する設計なのかもしれません。
かくいう、アムウェイの電磁調理器も便利ですよ、鍋はガスでも使えすが、がっすよりも電磁調理器との相性のほうが抜群だと思います。
3層構造はそんなにすごいことなのか?
ステンレスに穴をあけるのは、意外と難しいです(粘りが強いので)。炭素鋼はドリルや刃物の先端に使われています。なので、ドリルでカッターナイフに穴をあけるのも難しいです。
炭素鋼は非常に硬いので、もろさもあります。日本刀も3層構造ですし、燕三条のステンレス包丁も3層構造(7層構造のものもあるとききました)です。
日本刀や燕三条だけではなく、最近の鍋や他社の調理器具も多層構造のものがたくさん出ています。アムウェイの製品だけが素晴らしいわけではないので、「アムウェイだけがすばらしい」そういうトークを耳にしたら、その方とはそっと距離を保つようにしましょう。ですが、
アムウェイの特徴がよくわかってくると、世の中にある調理器具の何が良くて、何が良くないのかもわかるようになります。一度は、アムウェイのことを徹底的に調べてみるといいかもしれません。
ちなみに、
欲しいけどアムウェイから鍋を買いたくない人へ朗報
ほんとうはいけないはずなんですが、ネットでたくさん中古品が出回っています。この鍋、耐久性が抜群なので、中古品でも、傷だらけでも、変色していても、新品と同じくらいの性能で使うことができます。
傷がついていたり変色していたら、格安で購入できると思いますので、一生に一度は使ってみるといいです。愛着をもって使うことで、良いものと悪いものの区別がつくようになります。
※ そのころには、アムウェイの正規ルートから新品をセットで購入したくなっているはずです。
感謝
毎日3つの感謝。
☑ 散歩の時に父と少し話し
☑ 休日でしたが、懸案の仕事が1つできた
☑ インターネットでガス代確認できるようにした
散歩の時に父と少し話し
先日言った、木下大サーカスの話をしました。そうしたら、父も小学校中学校の頃に、少し離れた神社に来ていた木下サーカスを毎年見ていた、といっていました。え?世界第2位の木下大サーカスが田舎町のあの小さな神社に来ていたの?あり得るとしたら、木下大サーカスの起源が近所だったりするのかも?
と、思って調べたら、隣の県で始まったサーカスだったみたいです。これには父もびっくりしていました。
休日でしたが、懸案の仕事が1つできた
社員のひとりと今日会って、申込だけするように促しておきました。そうしたら、自分で調べて、申込みの大部分を完了してくれました。会社へは私が休み明けに持っていくだけ。わざわざ、やってくれたこの型に感謝です。
インターネットでガス代確認できるようにした
これもまた、父からの依頼でした。来月からインターネットでガスメーターの検針結果を見ることができるようになるらしく、設定を任されました。すこしまえなら、これくらい自分でホイホイ設定できた父ですが、少し複雑になるとお手上げみたいです。視力が落ちていてパソコン画面を見るのが想像以上に難しくなっているようです。
それでも弱音を吐かない父に感謝です。
重すぎるアムウェイ鍋を公平に評価する?のまとめ
アムウェイの鍋は多層構造になっているおかげで、重ね調理や無水調理が可能です。どちらも時短になるはずですが、賛否両論あります。ですが、皿洗いする立場の人にとっては、鍋の重さが重すぎというストレスをしょっちゅう感じるかもしれません。家族サービスだと思ってあきらめましょう。