災害は忘れたころにやってきます。災害に対して準備しているかというと、そんなに頑張っていない私です。なぜか?ひょっとしたら、そんなことが起こったら、今度こそ死んでもいいんじゃないか、と思っているのかもしれません。そう思っているみなさんに、そう思っていない人の意見はこうなのではないかという内容でお伝えしてみようと思います。

なつ
災害は忘れた頃にやってくる!

地震速報

なつ
台風や大雪、地震の情報もすべてこちらで確認できます!

お天気を扱っている気象災害情報サービスでは、地震情報も扱っています。表示される画面はだいたい各社同じようでしたので、天気予報のほかによく閲覧するサイトからいつでも確認しておくとよいかもしれませんね。

地震情報・地震速報
  • ヤフーの地震速報はこちら
    最近の地震の履歴を地図画像と文字で震源地、震度、マグニチュードを素早く詳しく確認できます。
  • 気象庁の地震情報はこちら
    地震情報の一覧と用語の解説を探すのに最適なサイトです。
  • 日本気象協会の地震情報はこちら
    最新の地震情報のほか、震度分布図も確認できます。過去の地震では、震度やマグニチュード別に並び替えたり、震源地別の地震観測回数も閲覧可能です。
  • ウェザーニュースの地震Chはこちら
    どこよりも早い地震情報だそうです。最新の地震の震度や震源地を速報しています。揺れの大きさを市町村ごとに確認することができます。最速でお知らせする「地震アラーム」もあります。
  • 気象サービスの地震情報はこちら
    全国で発表された地震情報を最新20件まで表示しています。発表日時をクリックすると詳細情報を表示します。
  • NHKの地震情報はこちら
    最近一週間の地震情報を表示しています。市区町村ごとの震度や地震の規模を示すマグニチュードを確認できます。
なつ
普段から使っているサービスを使えばいいのよ

私の場合は、ヤフーに登録があるのですが、NHKの「聞き逃し」サービスもよく利用しているので「NHK地震情報」を確認するようにしています。今やるべきことは、ブックマーク登録だけです。

電力各社「医療機器使用在宅顧客に緊急対応」の記事

なつ
電力会社に問い合わせしてみてください

この後、引用しますが、文章が長いのでまず要約します。要点は「電力会社は緊急時に医療機器を用いる在宅患者のサポートをしています」です。主に、このような内容です。

電力各社の対応
  • 安定供給を履行(地域の実情に合わせて)
  • 自衛として発電機の常備と稼働の確認をお願いしているが
  • 事前に相談や申し出があれば
  • 災害時に電話連絡して、発電機を貸し出すスキームを導入している例もある

のだそうです。さっきもかきましたように少し長い引用です。。気に留めておいていただきたいのは「利用者の人数」です。こんなにたくさんの人(なかま)がいるんです。記事は2019.10.16のものでした。

電力各社は、各地に被害をもたらした15、19号台風のような大規模自然災害に伴う停電に備えて、自宅で医療機器を用いて生活する在宅患者を対象にした緊急時対応を行っている。電気が欠かせない人工呼吸器や在宅酸素などの医療機器は、停電に備えてバッテリーを搭載しており「停電しても通常は1日程度もつような構造になっている」(東京都立駒込病院)という。しかし長期間の停電は「医療機器を使用している在宅患者の生命に関わる」(同)ことから各社は、地域の実情や停電の状況に応じた様々な対応により、命題である安定供給を履行している。例えば、近畿圏に大きな被害をもたらした昨年の台風21号の際、関西電力は、約400台常備するポータブル発電機を、顧客の申し出に応じて150台超貸与して停電に対応した。同様に同発電機を約1200台常備する東京電力ホールディングス(HD)も、先月の台風15号の際には、申し出のあった顧客20人に同発電機を貸し出して有事に備えたという。

 医療用という機器としての特殊性や専門性から、こうした機器を使用する在宅患者を抱える顧客に対して各社は、有事に備えた小型発電機の常備と稼働の確認―などの自衛策を求めているが、例外的に事前に相談や申し出があった場合、対象となる顧客(患者)の住所や氏名、緊急時の連絡先(電話またはメールアドレス)を事前登録した上で、これに基づいて各社が有事の際、各顧客に直接電話連絡して、発電機を貸し出すスキームを導入している例もある。

 事前登録者の数は、東電HDが約2400人、中部電が同2000人強という。同様に、東日本大震災を経験した東北電力も「人工呼吸器などを使っている患者さんから事前に相談があった時には個別に対応」しており、中国電力も「各事業所に常備している小型発電機を、利用者側の要請に応じて貸し出す」、さらに四国電力も「516台備えている小型発電機を、作業のための計画停電の場合は、社員が一軒一軒訪ねて、自前のバッテリーで不足しそうなら貸し出しており、災害時の停電でも申し出があれば貸し出す」など、いずれも柔軟に対応している。なお、事前登録については、東電HDがカスタマーセンターでの受け付けも行っており、通常は日祝日・年末年始を除く午前9時~午後5時に受け付けているものを、有事には「全曜日に24時間対応」して、医療機器への安定供給につなげている。

株式会社電力時事通信「医療機器使用在宅顧客に緊急対応」
なつ
引用が長すぎたかしら?

乾電池くらいお手軽に電気が入手できればいいのに!

電気はやはり発電所で作られて送電線を通ってきます。なので、社会全体のインフラ(基盤)です。なくなると困りますし、システムを変えようとしても「例外的」な処置からスタートせざるを得ないのだと思います。上記引用は2019年の記事でしたね。それから数年たちました。何も変わっていないように見えますが、パンデミックが起こり・原発再稼働の是非も話題になっています。世間の意識が変わってきているのは確かです!(うれしい!)

社会で変わってきた電気への意識
  • 電力会社は、お客さんを大切にし始めている(丁寧な対応にかわった)
  • 電気料金が高くなった
  • 自然エネルギーを高くても買うという意識が高まっている

のではないかと思います、私の勘違いかもしれませんが。

なつ
会社の体質も変わって、良くなったと私は思うわ!

スマートフォンやキャンプ場でつかうポータブル電源を小型の太陽光発電にしている人も多いと思います。自宅の屋根に太陽光発電パネルをつけているので、売電しているご家庭もあると思います。その場合、少数だとは思いますが、ご自宅の電源を直流にしているところもあるかもしれません。

直流だと蓄電ができる

なつ
今の時代は直流でいいのじゃないかしら?

電池からそのまま直流を使って家にある装置を動かすことができると便利なのです。何しろ余った電気はためておくことができますから。スマホにもパソコンにもバッテリーが搭載されているので、蓄電も簡単です。もちろん人工呼吸器や大切な医療機器にもバッテリーが搭載されています。直流さえあれば、医療機器を動かすことは可能なはずです。

どうして交流100Vなのか

なつ
そもそも、どうして交流なのかしら?

エジソンの時代にも、議論があったそうです。送電線を交流にするのか直流にするのか?という問題です。

交流が選ばれた理由
  • 交流は長距離を運ぶには効率がいい(ロスが少ない)
  • 交流は高圧から低圧に変換しやすい(高圧で運べるのでロスが少ない)
  • 3層交流という方法だと電線を2本から3本にするだけで3倍も運べる
    参考:三相交流のメリット
  • 交流は遮断しやすい(入り切りが比較的、ラク)

そうなのです。発電所と自宅が遠い前提だったから今までは交流が有利だったのです。ここ数年で太陽光パネルやリチウムイオン電池が激安になりました。そうすると、電気の地産地消という現象も起こってくるのではないかと思います。

電気の地産地消

なつ
地産地消って、産地直送のことかしら?

そう思って、検索をしてみましたら、たくさん情報が載っていました。経済産業省の資源エネルギー庁も記事を書いているくらいなので、相当浸透している概念だったのかと思います。

東日本大震災や昨今の大型台風の激甚災害を契機にエネルギー供給の制約や集中型エネルギーシステムの脆弱性が顕在化され、こうした状況に対して、地域の特徴も踏まえた多様な供給力(再生可能エネルギー、コージェネレーション等)を組み合わせて最適に活用することで、エネルギー供給のリスク分散やCO2の排出削減を図ろうとする機運が高まっています。

経済産業省 資源エネルギー庁「電力の地産地消」という新しい地域貢献のカタチ
なつ
分散して災害に備えたり、CO2削減する意味があるのね!

私の場合は、「CO2の排出削減」のためというよりは、「エネルギー供給のリスク分散」というところに着眼したいわけです。エネルギー供給のリスク分散とは人工呼吸器(を含めた医療機器)の電源確保のことです(もちろん!)。

電力供給のリスク分散

なつ
蓄電池は高コストだときいたことがあるわ、私。

方法としては、蓄電する方法と、装置が直流で動くようにするしかありません。まず、蓄電する方法としては(送電線を使わない方法を考えればいいわけで)、

蓄電方法の工夫
  • 太陽光パネル(ポータブル:キャンプグッズが使える)
  • 発電機の利用(カセットボンベ式の発電機が登場しています、これもキャンプ用品になっています)
  • 普段使う大型の蓄電池を利用する(いまのところエコキュートと日産リーフくらいですかね?)
なつ
なんでも新鮮なうちに消費すればいいってことかしら?

蓄電する量を増やして、その都度電気を作る方法です。装置が直流で動くようにする方法についても考えてみます。

装置が直流で動くようにする方法?

なつ
モーターを回そうとすると、交流のほうが便利なんですってね!

装置が直流で動くようにする方法は、アイデアが浮かびませんでした。インバーターで交流電源を直流にすればいいのですが、肝心の交流電源がない時のことを考えようとしているので、それはナシです。ではでは・・・?と思っているところで思い出すのがペーシング装置です。

横隔膜ペーシングだと単2乾電池1本で96時間持続するらしい

なつ
単2アルカリ乾電池は最近あまりお見かけしなくなっているけど、コンビニに売っているね!

ペーシング装置については他のところでスペックを書いていますので、ここには書きません。しかし、驚きの96時間も電池が持つのだそうです(それも単2電池1本で)。ちなみに96時間は24時間で割り算すると4日です。1週間持ちませんが、10本ほど単2アルカリ乾電池を買っておけば、1ヶ月維持できます。

災害時の対応にも使えるかもしれませんね。しかし、どうでしょうか?30年以内に70%の確率で起こるであろう南海トラフ巨大地震のために、リード電極を体内に植え込むのは少しだけ勇気がいると思っている私です。

南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から約80年が経過していることから切迫性の高い状態です。

令和5年04月07日気象庁地震火山部「南海トラフ地震に関連する情報」
なつ
30年以内というと、私も生きているかわかんないもんね

何が怖いのか私なりに考えてみたのですが、ペーシングが要らなくなった時のことを私は心配しているのではないかと思います。ペーシングリードがいらなくなった時のことも調べてみました。

ペーシングが不要になったらどうするのか?

なつ
人工呼吸器もペーシングも不要になると嬉しいかも。

「ペーシングが不要になることもある」と、メーカーのホームページに書いてありました。人工呼吸器から離脱したあと、ペーシングからも離脱することがあるからのようです。その時は、リードを抜去するのではなくて体内に埋没するのだそうです。体表面からでていたリードは切り落として、体内のものを腹腔内に落とし込むようなイメージかと思います。このようなやり方は、心臓ペースメーカなどでも「リードの埋没処理」として行われているようです。

災害対策の話に戻りますが、最後は、もっともアナログチックで、一番重要で効果的な話です。

近隣にも伝えておきたい

なつ
結局のところ、近所の人に助けてもらうのが大切なのよね。

近隣にも伝えておくべきです。私の場合はまだまだ、まだまだ、まだまだまだ、そこまで考えることができていません。勇気ある人は、町内会や自治体が真っ先に助けに来てくれるように、ぜひ伝えておきましょう。私はそのうち伝える予定です(予定は未定)。

まとめ|忘れた頃にやってくる災害で大切なのは電力だ

災害の前に人工呼吸器(人工呼吸器だけではなくて医療機器全体についても)は、利用していることを電力会社に伝えて、停電などが起こったときに早期対応してもらえるようにしておきます。これは必ずやっておきましょう。自衛策も大切です。発電機と充電器を潤沢にそろえておきます。自宅や家計の状況にもよるので、できる範囲でやっておきましょう。

なつ
それじゃまた、バイバイ
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